体内時計の乱れは心身の乱れ
地球には自転と公転という周期があります。それによって、昼と夜や季節がもたらされます。
私達のいる日本が四季折々の風景に恵まれているのは、日本の位置する場所が、それに適したところにあるからです。
1日単位で見てみても、24時間の中で昼と夜が交互に現れることになります。そんな地球上に暮らす生き物もこのような周期に沿うように生活をしていて、それを司るのが体内時計です。
これが乱れるといろいろなところに影響が出てくることになります。
○体内時計とは?
体内時計とは、人間に限らず地球上の生物が持つもので、1日24時間の中で昼と夜に合わせて、体内環境を積極的に変化させていく仕組みのことをいいます。
脳から分泌されるメラトニンと呼ばれる物質が関係していると言われています。メラトニンは夜に多く分泌され、加齢に伴い減少していきます。
また、このような周期、リズムのことを概日リズム(サーカディアンリズム)と言い、2017年には概日リズムのメカニズムの研究に対してノーベル賞が贈られています。
○体内時計が乱れる原因は?
生物に対して自然に備わっている体内時計ですが、ふとしたことで乱れてしまうことがあります。
特に現在人は、そのリスクを多く背負っています。自然の中で、そのリズムに沿って生きていた頃は、そうでもなかったかもしれませんが、生活パターンの乱れやストレスの多い現在社会では、大切な体内時計が正確に時を刻まなくなってしまうのです。
○体内時計が乱れるとどうなる?
では、体内時計の乱れはどのようなことになるのでしょうか。
最も顕著なものが不眠です。本来の自然のリズムを崩すような睡眠パターンでは、質、量ともに満足するような睡眠を得ることはできません。
そして、この不眠が中心となり、色々なトラブルを起こすことになります。特に生活習慣病を引き起こす原因となると言われています。
具体的には、肥満や高血圧、糖尿病などに繋がる恐れがあります。また、鬱病等の精神疾患との関連も取り上げられています。
今回は、体内時計の乱れについて見てきました。乱れた体内時計を戻すには、規則正しい
生活が大切です。
また、心身ともにストレスを取り除いてあがることが大切です。
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